もう言い尽くされた感がありますが、朝日新聞の一連について。

イラクの大量破壊兵器の誤報を認めないような、人のこと言えない新聞社の大バッシングは論外ですが、特定の思想の方が、必死にかばうのを見るのも非常に気持ち悪いし、怖い。

何度でも言いますが、証拠能力のある、かつ証明力のある客観的証拠に裏付けられた「事実」のみを全世界の人間は知ればいいのであり、思想バイアスや、国際銀行家の圧力のかかった情報など、これっぽっちも欲しくないわけです。

そういう観点からいけば、朝日の誤報は、許し難い過ちであることに何ら変わりなく、それを「批判すること」さえ許さない、こういう「必死かばい君」たちこそが、言論統制をしていることに気づいていない。

何が何でも、「強制連行」していた、ということにしなければ気が済まないようです。そこまでひどくなくても「強制性はあった」と論理をすりかえる人までいる。

朝日の誤報をバッシングすることは、あくまで強制連行を証言した証拠に何ら価値がなかったことを公に(ようやく)できたというものであり、真実に近づく重要な一歩です。

そして、改めて「強制連行」の有無を検証するに際して、証拠に基づいて客観的に判断しなければならない。

そこに「強制性がなくなったわけではない」だの「大本営発表のみを信じる戦前に戻ったようだ」だの、的外れな反論ばかりしているから、真実が一向に見えてこず、いつまでたっても、右だの左だのの、イデオロギーの話に堕してしまうのです。

しまいには、自分の思想に反するマスコミの誤報には徹底的に攻撃を加えるくせに、自分の思想にそうマスコミの誤報に対しては「誤報などジャーナリズムならいくらでもあり得る」など開き直った発言までを、しかもこともあろうに、新聞のコラムにまで載せている人がいる始末。

どうか、皆様には、どちらにも与さず、真実のみを追求していただければと思います。